毎年20度を越す季節になったら
気をつけなければならないのが
アタマジラミ。
国立市でも既に5月中に発生が報告されています。
お子様のアタマジラミを見つけて
慌ててしまう親御さんもいらっしゃると思います。
アタマジラミは痒みを伴いますので
お子様もかわいそう
今回はアマタジラミの駆除方法を
出来るだけわかりやすく説明させていただきます
まずは見つけ方です。
洗髪を頻繁に行っていても
痒がる場合、寄生している可能性があります。
寄生初期は痒みがないことがあり
気付きにくく、髪の毛の間を
かなり早く動き逃げるので
寄生が少ない場合は見つけるのも困難です。
最も簡単な見つけ方は
毛に産み付けられている卵を探します。
卵は一見フケのように見えますが
0.5mm×0.3mmの楕円形で
頭髪に斜めの角度で付着しています。
通常、卵の色は
艶のある少し透けた乳白色をしていますが
古くなった脱け殻などは
透けた薄茶色に見えます。
フケとの違いは
指先でつまんで引っ張っても
簡単に動かず引っかかる感じがあります。
卵が確認できたら駆除です!
まずは駆除方法①です。
アタマジラミ専用梳き櫛がおすすめです。
まずはお湯で髪や頭皮を丁寧にすすぎます。
シャンプーをします。
泡を髪の毛のすみずみまで行き届かせ
地肌も指の腹を使ってこすり洗います。
(爪はたてないように。)
すでに掻き崩している時は慎重に!
軽くタオルドライをしてから
首周りにタオルやケープを巻き
アタマジラミが落ちた時に散らからないようにします。
濡れた髪にリンスを少しずつつけながら
普通のブラシ・クシで丁寧にブラッシングをして
髪の絡まりをなくします。
頭を4つぐらいにゴムやヘアクリップで
ブロック分けして
ブロックごとに専用梳き櫛で根元からとかします。
専用梳き櫛は
クシの裏表を意識し
交互にひっくり返さないよう
クシ面を統一しましょう。
えりあしから上に向かってと
とかす方向を決めて漏れのないように進めます。
髪の小分けは
横幅はクシの幅。
厚みは1.5cm位のパネル状に毛束をとります。
髪一束をといたら、すぐに次の毛束に移るのではなく
専用梳き櫛をすすぎます。
歯をよく見て、シラミや卵が付いていたら
歯ブラシでこすって洗面内に落としてください。
それから次の毛束に再付着させないようにします。
ブラッシングによりアタマジラミが
一時的に頭皮上に避難している場合があります。
髪と頭皮をよく観察しながら梳かしてください。
これを繰り返して進めていきます。
とかし終わったら
シャンプーで良く洗い流し
すすぎも丁寧にしてください。
そしてドライヤーで乾かします。
以上の方法を毎日寝る前に行います。
うまくいけば数日で終わります。
必ず数日は続けてください。
途中で卵が増えていたり
一週間以上続けても終わらない場合は
新たな感染が考えられますので
枕・タオル・帽子などの共用や
兄弟間で感染が行ったり来たりしていないか
注意してください。
駆除が終わってもしばらくは
親が洗髪をして
頭髪の観察を引き続き行ってください。
シラミは水に対して運動能力がほとんどありません。
駆除したシラミは速やかに排水溝に流してください。
使用したタオルやケープは
他の物と一緒にせず
それだけで洗濯してください。
使用したブラシ、クシ、専用梳き櫛は
しっかりと洗浄し
水分を充分拭き取って
熱風のドライヤーでよく乾かしてから保存してください。
アタマジラミは
60℃の温水に5分漬けると
成虫及び卵が100%死滅します。
消毒したい枕カバー、クシ等は
60℃で5分間維持させる事をおすすめします。
洗濯物はアイロンをかける。
布団は布団乾燥機を使うのも有効です。
洗えない物は
ポリ袋に密封して
2~3週間放置しておくと
シラミを全て餓死させられます。
お部屋はまめに掃除機をかけてください。
不潔にしていたから
アタマジラミが来るのではありません。
決して子どもを責めたりせず
犯人探しや他人を非難するような
言動はしないでください。
アタマジラミが血を吸うのは
蚊が血を吸うのとなんら変わりはありません。
ただ蚊と違うのは
勝手にいなくならないこと。
お母さん、お父さんには
仕事や家のことや子どもの世話といった
やるべき事がたくさんあります。
とっても忙しく
櫛でシラミの駆除なんて
とても時間がないと思うかもしれません。
そんな忙しい日常だからこそ
シラミがうつった一時期だけでも
今日の出来事をゆっくり話しながら
お子様に触れてみてはいかがでしょうか
理容店ならではの
駆除方法もございます。
ぜひご相談ください。
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